尾羽のない寸詰まった文鳥が

ゆったりくつろいでいる時のことでした。


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「兄たーーーーーん」


2
 

どこからともなく聞こえる声に振り向くと、


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突然、隣りに弟が降り立って来ました。


4


迷うことなく即答。


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ジルたん、振られる。


それから少しして。

セラがまた私の腕にやって来ました。


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「兄たーーーーーん」


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セラが来るのを待ち構えていたかのように、


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兄たんの隣りに降り立つ弟です。


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清々しいほどの拒否。

ジルたん、振られる。(2回目)


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あのねぇ、ジルたん。

兄たんは換羽で体がダルいから
遊べないんだと思う。

もっと労わってあげたら
兄たんも心を開いてくれるかもしれないね。


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そうして考えたジルたんは、


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やっぱり振られるのでした。